TOPICS

  • 晴れの日のおきゃく和婚
  • おすすめコース
  • 料金プラン
  • ご予約の手引
  • 濱長Facebook
  • 私たちはピンクリボン運動に取り組んでいます。

土佐の食材紹介

南国市「四方竹」(しほうちく)/2014・11月

南国市白木谷で収穫される「秋のたけのこ・四方竹」
もともとは中国南部原産の竹で、明治10年頃、
白木谷の方が中国から持ち帰ったのが始まりと言われています。

南国市の東に広がる広大な田園地帯を縦断する南国市広域農道の中ほどに、
JA南国市営農センターに隣接している直販所「かざぐるま市」にて、

JA南国市経済事業本部 販売課 
福留 課長さんと
高知県園芸農業協同組合連合会 物流企画部 流通企画課
川島 博さん

と待ち合わせ。
四方竹の里・南国市白木谷の山あいに出発!

白木谷に到着。細身の長身の四方竹たちが秋風に添うように美しくしなやかに揺れています。

四方竹生産者の岩原英幸さんにお話を伺いました。
四方竹は土から顔を出して50〜60センチ頃が食べ頃。
竹林を存続させるために、収穫もバランスを考えて。
竹として伸ばしておくものも、ある程度伸びた時点で、高さを切り揃えます。

四方竹は穫れたてをすぐに調理しなくてはなりません。
生のままでは大変傷みやすいのです。
しかも皮が固く下ごしらえが大変。
皮を剥ぐとみるみるうちに変色が始まるそうです。
心地よい歯触りとかすかな「にが味」がありますが、
皮が固く下ごしらえが大変、
しかも生のままでは傷みやすく、
皮を剥ぐとすぐに変色が始まります。
そのため、県外出荷が難しく、生産地域でしか食べられない、
いわば「幻の食材」でした。

ある時、農家の1人が皮ごとゆでることを思いつき、
洗濯用の大きなたらいでお湯を沸かし、四方竹をゆでてみると、
皮を容易に剥ぐことができ、美しい緑色を保つことに成功しました。
そこで農家それぞれが四方竹専用のステンレス製の釜で加工をし、
高知県園芸連を通じて、高知はもとより全国へ広くお届けすることが
叶うようになったそうです。


芸妓・司が行ってまいりました

四方竹は「しほうちく」と読みます。
切り口が四角い形に近いことから、
この名がつけられたそうです。
四方竹の旬は、
10月中旬からわずか1ヶ月程度。
秋しか味わえない希少な山の幸です。
そのため、地元では神祭料理や
もてなし料理に珍重されてきました。
春に出回る筍よりも味が染み込みやすく、
シャキッとした歯ごたえが特徴の四方竹は
カリウムが多く含まれているため、
高血圧予防にも効果があるそうです。
上品なほろ苦さが土佐の味を声なく語ります。
司のリポートも板についてきましたので
ぜひ動画のほうもお楽しみください♬