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土佐の民謡

高知町づくし

♬1番
高知の松ヶ鼻 番所を西へ行く 農人町 菜園場
新堀 魚の棚 紺屋町 種崎町うちこして
京町行くとはや 会所が建っている
程なく使者屋をうちこして 堺町
本町 八丁通します そこらで升形
本丁つき抜け 観音堂

♬2番
旭の蛍橋 伊野から西へ行く
日下駅 西佐川 斗賀野に 須崎の金扉湾
新庄川うち渡り 久礼坂越すとはや
窪川 岩本寺 入野の松原はや過ぎて 四万十川
中村 宿毛に 片島や そこらで こづくし
土佐の東西ひとまたぎ

♬3番
高知の舟遊び 番所を東へ行く 松ヶ鼻 五台山
吸江前より法師前 のどかに海原へ
そろそろ乗り出す 抑えましょう 控えましょう
それから御畳瀬の初鰹 初鰹
だんだん日の手も廻りかけ
そこらで拳酒 四、五杯滝飲み 大騒ぎ

高知の旧地名が景色とともに数珠つなぎで盛り込まれた唄

元来は「高知町廻り歌」として、 高知市の花街で唄われていたものが
「手まり歌」になったものです。
旧高知城下の町名を、東から西へ詠みこんでいます。
町名変更が幾度かあったため、現在は聞き慣れない、
もしくは懐かしみを感じる町名が出て来るのが楽しいところです。
松が鼻は、今の宝永町の南端で、堀川のつきあたりに老松があり、
船着き場がありました。
番所は、後年水上警察署になりましたが、今はありません。
菜園場 新堀 魚の棚 紺屋町 種崎町  京町は
町名としては残っていませんが、
商店街の名前として健在しているものもあります。
会所 は今の高知大丸の場所。その前の堀川に使者屋橋がかかり、
橋のたもとには使者屋があって、 他藩や藩内の使者が通行していたそうです。
堺町は、泉州堺の商人が住んでいたことが由来。
本町八丁には武家屋敷がありました。升形は、それら武士の非常集合所で、
桝の形に正方 形の広場になっていたとか。
五丁目の観音堂は、思案橋の南詰めにありましたが、
現在は新月橋北詰め東へ移 っています。