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会社概要

企業名:株式会社 濱長
店舗名:料亭 濱長(りょうてい はまちょう)
所在地:〒780-0864 高知県高知市唐人町6-6
電話 :088-884-0080(代表)
FAX :088-861-4001
WEBサイト:http://www.k-hamacho.com
メール :mail@k-hamacho.com
代表  :濱口 実佐子(はまぐち みさこ)
大女将 :濱口 賀世
女将  :濱口 実佐子(はまぐち みさこ)※平成23年より「実佐子」の表記。以前は「美佐子」
若女将 :濱口 咲良(はまぐち さくら)
総料理長:森山 正隆(もりやま まさたか)
創業  :昭和29年


土佐の料亭として…濱長の味

日本料理の肝は「出汁」です。この出汁が、素材の味をひきたてる・さまざまな素材を調和させるための大きな役割をしています。そして、「調味料」。塩・砂糖・味噌・醤油…
また、山葵や大蒜、生姜などに代表される「薬味」など。

「出汁」「調味料」「薬味」を使っての料理法が発展したのは、おそらく古の時代の料理の条件に「保存性」があったと思われます。冬の寒い時には作物が採れない時期もあったでしょう。
京都のおばんざいを見てみると、お漬け物の種類の豊富さに驚きます。
また、東北では「味噌漬」なども盛んです。

長い歴史の間で日本文化の基礎を形成してきた、公家や武家の人々は、
「生で食する」ことはほとんどなかったのではないでしょうか。

いっぽう、土佐料理の醍醐味は「素材の良さ」。豪快に盛られた皿鉢料理をはじめとする刺身は鮮度が命。高知県産野菜も甘み成分がたっぷりで、「生のままでそのまま食べられる」と高い評価をされています。高知は新鮮な食材がすぐ手に入る恵まれた土地。一般的な「日本料理」とは少し違う食文化が形成されたと思います。

日本料理の定義として、挙げられているのは料理法だけでありません。神事や暦の行事と密接な関係がございます。
ご婚礼や、節句、還暦のお祝いなどは「祝い膳」と言って、海老や蟹、鯛などの食材を盛り込みます。
また、私たち人間が食す前に、神様にお供えをします。そのための細かい決まり事(作法)が日本料理には多くございます。そして、その「祝い膳」は、公家や武家、商家にとっては繁栄の象徴でもあったことでしょう。
日本料理の作法の1つに、富士山のように高く盛る作法がありますが、お城を高く構築したり、お寺に五重の塔を建立したりする「高さは繁栄の象徴」が料理にも繁栄されているように思えます。
皿鉢料理の「活き造り」に高さがあるのも、こういった理由ではないでしょうか。

このような背景を想像し、私たちは日本料理・土佐料理を継承していく使命を担っております。
答えにゴールはありません。
時代の移り変わりにも添っていかなくてはなりません。いくべきです。

ただ、一つ言えることは、食してくださった方が、「美味しい」と思ってくださること。
その一言を大切にし、その一言がいただけることを思い、日々向き合っております。

高知カツオマイスター

料理長森山正隆は
2019年に高知カツオマイスターに認定されております。

高知カツオマイスターとは
食文化としてのカツオの価値を高める探求心を持ち、
技術者としての不断の努力を重ね、
洗練されたカツオ料理を提供することで、
高知県のカツオブランドをさらに確立し、
店舗の質の向上にも寄与できる一流の調理人を
高知カツオマイスターとして認定する。

高知カツオマイスターは長年の調理経験を有し、
カツオの目利きが出来ると共に、
カツオ料理にあくなき探究心を持ち精進を続ける
カツオ料理の匠に与えられる称号です。

高知カツオ県民会議 
高知カツオマイスター制度 趣意書より引用

高知カツオマイスター制度については以下のリンクを参照ください。



乙女文楽「鷺娘」

*6月14日(土) 15,000円
18:00…開場
18:30…乙女文楽開演
19:30…お食事

日本の伝統芸能である人形芝居「文楽」。
乙女文楽は、文字通り女性の人形遣いが繰り広げる人形芝居。
三人で、一体の人形を操るのが文楽。
乙女文楽は、一人で一体の人形を操ります。
研ぎすまされた感性と技を持つ一人の女性人形遣いと、
繊細で美しい文楽人形の魂がひとつとなる空間と時間…
日本の伝統文化の趣き・上質の感動をお送りいたします。

乙女文楽とは

昭和の初期に大阪で始まった、少女たちによる一人遣い人形芝居の
今日までの総称を「乙女文楽」と呼んでいます。
乙女文楽は、三人遣いの文楽人形を一人で遣います。
①人形の首(かしら)を、遣い手の頭と左右一本ずつの細紐で連結。
②人形の着物の両の袂の後ろから手を入れて、
 人形の手を持ちます。③足は遣い手の膝頭の上に結わいつけ、
 人形遣いの身体の動きを直接人形の動きに置き換えます。
この3つの方法で、遣い手は文楽人形を巧みに操ります。

鷺娘/あらすじ

雪の池辺に白鷺が、白無垢姿の娘と化し、傘をさして現れます。
恋に悩む身を振りで見せ、一転して派手な町娘になり、華やかに踊り、
更に地獄に堕ちた修羅の責め苦にあい、
狂いにくるって凍え死んでいく様を描いています。
この演目は、乙女遣いと棒遣いの人形を遣います。

人形遣い手・桐竹 繭紗也

兵庫県淡路島出身
1996年、人形劇団クラルテに、約9年間在籍
1995年、阪神淡路大震災で、生家全壊。
退団後、以前から取り組んでいた乙女文楽の活動を始める。
浄瑠璃人形の制作は、故三世由良亀師に師事。
人形操作方法は吉田光子師(腕金式)に手ほどきを受け、
故桐竹政子師(胴金式)に師事する。
日本舞踊を故藤間勘二郎師に師事。
2004年、桐竹繭紗也の名前を許される。

現在フリーで、自作の人形と共に、
人形舞を中心に幅広く活動を続けている。
古典をベースに津軽三味線、和太鼓、尺八、箏、笛、琵琶の他、
ヴァイオリン、チェロ、ピアノに二胡等との共演に取り組んでいる。
アメリカ、ドイツ、スイス、イタリア、トルコ、
インドネシア、香港、台湾等、海外公演も多数行い、
消滅の危機にある乙女文楽を、
生きた芸能として存在すべく、日々活動を続けている。

津軽三味線奏者・久保 比呂誌

神戸生まれ。幼少よりピアノを始め、
日本大学芸術学部音楽科で作曲を専攻する。
作曲家、ピアニストとして活動していたが、
故、初代・高橋竹山師の
「津軽じょんから節」に感銘を受け、
津軽三味線を始める。

1990年、津軽三味線での演奏活動を始める。
自らのユニット「音蔵(おとくら)」を結成し、
三味線、ピアノ、作曲を担当。1995年、阪神淡路大震災で神戸の自宅を全焼。
1998年より、海外での演奏も行うようになり、
イタリア、ドイツでコンサートを行う。
現在、「津軽三味線とピアノ」を演奏する異色のスタイルで、
各地のホール、酒蔵、学校等でのコンサートを開催。
さまざまな楽器、ジャンルとのコラボレーションを行う。
オリジナル曲の制作、ダンス・日本舞踊公演、歌劇団公演、ほか
舞台音楽を担当する等、作曲家として精力的に活動している。
「風の行方」「こもれび」「生命の詩(いのちのうた)の
CD3枚をリリース。

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土佐清水の玉葱「足摺レッド」/2014・6月

透明な甘さとみずみずしさが魅力


高知県西部。マリンブルーが美しい海が広がる土佐清水市足摺で栽培されている赤玉葱、その名も「足摺レッド」。
目をつむって食べると「これは林檎?」と思わせるほどフルーティー。糖度は8度くらいで、高いものになると10度ほどにもなるそう。

栽培方法は、余分な水分や肥料を極力与えず、植物本来の『養分を蓄える力…生命力」を高める「永田農法」。平成18年、市民参加による農業体験型事業「畑のがっこう」を、永田農法創始者の永田照喜治先生を招いて開き、その受講者たちが足摺レッドを栽培しはじめたそうです。今回、畑の見学を引き受けてくださった、早川五月さんもその受講者の中のおひとり。早川さんはまったくの素人だったそうですが、大変勉強熱心で、野菜ソムリエの資格もお持ちです。


清潔感のあるみずみずしさとシャキシャキした食感。その後、上品な甘い香りがふわっと口の中に広がります。ス〜ッと体に溶けて行くような印象があり、なんだか浄化されているよう。もし、水晶玉に味があるならこんな味なのかもしれません。
玉葱が苦手という方、騙されたと思って召し上がってみてください。特有のエグ味をまったく感じません。これも永田農法の成せる技。透明感のある白色と赤紫のグラデーションが、お料理の味だけでなく、色彩も美味しく飾ってくれます。

女将・濱口実佐子が出掛けてきました!

お天気がちょっぴり心配だった取材日程でしたが、天が味方し、見事な青空の下で取材ができました。引き抜き方のコツを教えてもらい、収穫してみる女将。軽く「プチプチッ」という根が離れる感触の後、ポコッと抜けるそうです。思わずかじってみる女将。穫れたてすぎて、ちょっと辛みが勝っていましたが、独特のエグ味はすでになかったと女将談。少し寝かせると、甘みがきれいにまわるそうです。



芸妓・舞妓の居る土佐の風景

濱長の芸妓・舞妓は、濱長の店舗のみならず、お呼びがかかれば(いや、かかっていなくても?)はりきってお出かけいたします。皆様と交流することは、私たちが使命と思っている「日本の伝統文化を守り・紡いでいくこと」において、大切なことです。
そして高知県の観光振興のお手伝いをさせていただいております。
あちこちたくさん出向かせていただいております。写真もたくさん撮影いたしました。
芸妓・舞妓が歩く土佐の風景で観光スポットをご紹介させていただきます。