TOPICS

  • 晴れの日のおきゃく和婚
  • おすすめコース
  • 料金プラン
  • ご予約の手引
  • 濱長Facebook
  • 私たちはピンクリボン運動に取り組んでいます。

土佐の民謡

よさこい節

「土佐の高知のはりまや橋で坊さん簪買うを見た」
あまりにも有名なこのフレーズは、
幕末の志士たちが、脱藩し江戸や京都にてお酒を酌み交わしながら
故郷・土佐を懐かしみつつ、口ずさんだと言われています。
仏に仕える身である僧侶が、女性の髪飾りである簪を買う?
その謎めいた歌詞で一躍話題になったそうです。

買った簪は珊瑚玉?

高知は珊瑚の産地でもあるため、
「よさこい節」の歌詞に出て来る簪は、珊瑚だ、という認識をされている方が多いのですが、
よくよく歴史の背景を考えてみると、
珊瑚は高級品ですので、御禁制の品…よほど位の高い人でないと所有できないものだったはず。
ですので、歌詞に出て来る簪は珊瑚ではなく、
細工物の「花かんざし」であったことがうかがえます。

純信ではなく、美男の僧慶全からの贈り物

お馬という女性は大変可愛らしい女性だったそうです。
五台山に住む、鋳掛屋の娘でフルネームは「大野お馬」。
ちょっぴり茶髪だったとか。
そのお馬と恋に落ちたのは、純信という僧侶。
…というのは、高知の地元の方や高知が好きな方はほとんどご存知かと思います。
しかし、純信の前に、お馬と恋に落ちた僧侶が居たのです。
慶全(けいぜん)という修行僧で、なかなかの美男子。
そして、歌詞の僧侶の正体は、どうもその慶全らしいのです。
修行僧を厳しく指導する立場にいた純信は、
うつつを抜かしてしまった慶全をたしなめていたのですが
自分もお馬の魅力の虜になってしまったのです。
慶全はお馬を奪われた腹いせに、
「簪を買った坊主は純信だ」と噂を流してしまいました。
土佐幕末の一大スキャンダルですね…

高知の風情が盛り込まれた歌詞の数々

「土佐の高知のはりまや橋で坊さん簪買うを見た」の他にも
たくさんの歌詞がございます。
お酒の席などで、いろいろな替え歌が生まれ、おもしろいものが定着していったのでしょう。